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手の先天異常

 Congenital Hand deformities
 
手の先天異常は、およそ出産1000に対して1〜2人の割合で生じる、比較的多い病気です。

先天異常とは、「生まれたときからの異常」のことです。

手の先天異常には、受精卵から胎児になるまでの器官形成の関連から、心臓の異常や、血液疾患をともなうことがあり、注意が必要です。

外見上の異常として「はっきり」しているため、ご両親、特に母親の心の痛手は大きく、心理面でもサポートする体制が必要です。

父親側の親類から母親が非難されることも珍しくなく、両親だけでなく、祖父母への的確な対応も求められます。なんと言っても、父親をはじめ、周囲の人々がしっかり母親とこどもをサポートする必要があるでしょう。


治療の目標は、外観を整えることはもちろんですが、手の機能を最大限活用できるように「残す」ことです。

極端な場合、ご家族から「いっそ切断してくれ」と要求される場合がありますが、こどもの立場に立つと、外観も重要ですが、「日常生活に役立つ」 ために、あえて残す方がよい場合が多いようです。

手の先天異常で最も多いのは多指症(Polidactyly)、次いで合指症 (Syndactyly)と言われています。

繰り返しますが、治療の基本は「機能を最大限残しつつ、外観を整えること」です。不用意な治療の結果、手の機能を損なうようでは、失敗と言えるでしょう。
 
手の機能については こちら もどうぞ。



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