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裂手(れっしゅ)

Cleft hand
 
裂手は比較的まれで、あまり遭遇することはありません。
ただ、見た目がインパクトがあるので、一度みると忘れません。
 
 
手の真ん中あたり(中指や薬指)が欠損し、手の形が「V(ブイ)字」の形に裂けて見えることから、裂手(れっしゅ)の名前があります。
 
両手、両足にみられることもあり、ご両親の心痛はかなりのものです。
 
整形外科としては、外観もさることながら、手の機能を改善することが大事な役目です。
 
真ん中の裂けたように見える部分では、本来縦に並ぶべき骨が横向きになっていることがあるります。
 治療としては、「裂けた」部分を手術で縫い合わせますが、「横向きの骨」が邪魔になることが多く、この骨を取り除きます。 「手の機能」である、「つまむ」「にぎる」を可能にするために、 親指の機能をつくることが必要な場合もあります。
 



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