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歩き始めは早くなくていい。

こどもの相談で、割と多いのが

 もうすぐ1才だけど、まだ、歩かないんです。


というものです。発達の目安として、「1才で歩く」というのは、重要だし、分かりやすいのですが、正確には

  1才6ヶ月までに歩き始めれば正常。

ということで、しかも、一応の目安でしかありません。

歩き始めるのが遅い原因を調べた結果、何の問題も無いこともあります。極端な場合、3才で歩けるようになったこどもが、その後、偉大な発明家になった場合があります。

(エジソンです。ただ、彼の場合、学習障害?などの発達障害があったとも言われています。)


1才半になっても歩かない子供は、何らかの病気のことがあるので、調べた方が良い。

というのが正解です。


一方で、早く歩き始めたらエラいわけでもありません。

8ヶ月で立った、とか、10ヶ月で歩いた、からといって、運動神経がすばらしく、将来はプロスポーツ選手だ!という訳でもありません。(科学的な根拠は無いですが。)

逆に、関節が未成熟な8、9ヶ月頃から立ったり、歩いたりする場合、O脚が目立ったりして、かえって心配なこともあります。ただし、早期に歩行できるようになった子のO脚は、自然に治りますから、あまり心配はいりません。

また、予定日よりずいぶん早く生まれた場合は、修正月齢と言って年齢を補正して評価しますから、単純に「1才までに歩かないから異常」ではないですね。


特に、初めてのお子さんだったり、お孫さんだったりすると、心配することが多いですし、上の子と比べることも多いですが、他の子は、他の子。この子はこの子。ぐらいに思っている方が良いことも多いです。

とは言っても、つい、比べちゃいますけどね。




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