Blount病(ブロント病)
幼児期のO脚(おーきゃく)の原因として、代表的なものです。
通常、幼児期のO脚は「生理的O脚」とよばれ、正常な発育家庭で見られるもので、成長するに従って改善します。
生理的O脚であれば、1〜3才で改善するはずのO脚が逆に悪くなる場合に強く疑われます。この1〜3才頃に発症するものを幼年期型(infantaile type)、もう少し年長児(6〜12才)になって発症するものを青年期型(adolescent type)といいます。
幼年期型は左右の両方がO脚となることが多く、青年期型は片足のみのことが多いと言われています。
幼年期型は、いわゆる生理的O脚との鑑別が難しいのですが、近年MRI検査の発達により、診断出来るようになっています。
スネの骨(脛骨:けいこつ)の膝に近い部分にある骨端線(成長線)の障害により、骨の内側が成長しないために、外側のみが成長することで、徐々にスネの骨が内側に曲がって育つことで、O脚を引き起こします。
なぜ成長線の障害が起こるのかは解っていませんが、幼年期型では歩き始めが速すぎることなどが影響していると言われ、青年期型では、なんらかの外傷によるものとの説もあります。
放置すると膝関節のゆがみも生じ、将来的には変形性関節症となるため、早期の治療が必要です。
治療としては、早期には装具治療を行いますが、経過が悪い場合は骨の向きを変える「矯正骨切り術」が行われます。
手術の方法としては、創外固定器を始めいろいろな方法があり、病状に合わせて組み合わされます。
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