こどもの病気と整形外科 > よくある病気? > 外反母趾の予防について
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外反母趾の予防について

hallux valgus

外反母趾は、足の親指が足の「外側」に向かって変形したものです。


外反母趾は遺伝性があるとの報告があり、外反母趾の子供の70%に家族に外反母趾の人がいたとの報告もあります。


女の子に多く、全体の80%を占めているようです。


予防はなかなか難しいのですが、配慮する点をご説明しますね。
なお、以下の注意点は、子供だけでなく大人でも同じです。

1、ハイヒールを履かせない。

ハイヒールなどのかかとが高い靴は、常時つま先立ちを強制することになります。つま先立ちの体制は、親指が外側にむきやすく、外反母趾になる危険が高いのです。

オシャレですが、骨格が成熟していない子供のうちはハイヒールを履かせないようにしましょう。

(ごくたま〜になら、問題ないかもしれませんが)


2、扁平足に合併しやすいようです。

扁平足の子供に外反母趾となる危険性が高いようです。「土踏まず」の部分に体重がかかるように、足の内側が盛り上がったような靴が扁平足に対しては良いと思いますが、足にあっていない場合は逆に痛みの原因になります。

3、つま先が広がりやすいようにする。

靴のつま先の部分が十分に広がっていて、窮屈でない靴の方が良いと思います。

4、足の指のストレッチと筋トレ。

それでも気になる場合は、足の指を広げるストレッチと筋トレをします。最初は、親指を内側(外反している方向と逆むき。)に広げるように手で動かしながら、親指自体にも力を入れ、広げようとします。

「い〜ち、に〜」と数えながら、一回10回から20回ていどのストレッチと筋トレをしましょう。

足のストレッチの方向

足にあう靴が無い場合は、靴屋さんで靴の中敷きを作ってもらうのも良いでしょう。

整形外科でも、医療用として靴の中敷きを作れますが、かなり高価です。
興味がある方は、一度、整形外科でご説明を受けると良いと思います。




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