こどもの病気と整形外科

５歳の娘、夜に足を痛がります。

★ご質問★

小児科に行ったところ、「成長痛でしょう」と言われました。何か変な病気ということは無いでしょうか？

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★お返事★

昼間は元気に遊んでいるのに、夕方や夜になると足を痛がる。

そのときによって、痛みの場所が変わる。

赤くなったり、ハレたりしていない。

レントゲン検査などでも異常がない。

などの症状が、３才から１０才くらいのこどもにみられる場合は、「成長痛」と診断します。

実際に、成長するときに痛みがある訳ではなく、成長期にみられる原因不明の症状であり、あとに障害が残らず自然によくなることから、成長痛と名前がついています。

最近では、甘えたい気持ちと、我慢しなければ、との気持ちの葛藤からの症状である、との説が有力です。

僕の経験では、弟や妹が生まれた直後から症状が出ることが多いようです。

もっと、かまってほしい、でも、僕（私）も頑張らなきゃ。

寂しい気持ちを上手に表現できないときに、体の症状として現れる印象があります。がんばり屋さんの、「良い子」に多いようです。

もし、そのようなことがあるときは、痛がるときに、

「痛いんだね。良くなるように、さすってあげるからね。」

と、抱きしめてあげるといいと思います。

「どこも痛くないはずだ！」と叱るのは、よくないですね。

また、逆に、心配しすぎて過剰にに反応するのも逆効果です。

そうしているうちに、症状が出なくなれば心配はいりませんが、ますますひどくなるようでしたら、何らかの病気の可能性もありますので、小児科か、整形外科に相談されるといいですね。

サイトの記事：成長痛について